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研究プロジェクト

1. 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の原因遺伝子産物BRCA1の機能解明
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2. Aurora AのE3ユビキチンリガーゼ活性による中心体制御能の解明
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 我々は、Aurora Aがユビキチンリガーゼ活性 (E3活性)を持ち、NEK2によりT124残基がリン酸化されたOLA1をユビキチン化して、プロテアソームを介して分解に導き、G2期にOLA1の中心体局在の低下と中心小体周辺物質 (PCM)タンパク質の集積を起こし、中心体成熟を促進することを明らかにしました。また、Aurora Aのキナーゼ活性はOLA1のユビキチン化に抑制的に働くことを明らかにしました (Fang et al. Cell Reports 2023, STAR Protocols 2024)。Aurora Aは、late G2~M期にCEP192を足場タンパク質としてPolo-like kinase 1をリン酸化して中心体成熟と紡錘体形成を促進することが知られています。よって、Aurora AはG2期にE3活性が、late G2~M期にはキナーゼ活性が働いて、中心体成熟を進めると考えられました。

3. 中心体のDNA損傷応答機構の解明
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 DNA傷害性薬剤であるシスプラチン処理によって細胞にDNA損傷を加えると、核内でBRCA1がリン酸化され、リン酸化BRCA1が中心体に輸送され、中心体を制御する重要な分裂期キナーゼAurora Aによるリン酸化によってPolo-like kinase 1 (PLK1)の活性化を亢進させ、中心体複製を促進し、中心体数の増加を起こすことを明らかにしました(Qi et al. Cancer science 2022)。これまでBRCA1は、生理的な状態では中心体複製を制御し、中心体数を正常に保つことでゲノム安定性維持に機能することが明らかになっていました。しかし、中心体数が増加した多くの細胞は、分裂期細胞死を起こすことから、修復できない重篤なDNA損傷が生じた細胞では、中心体数を増加させて細胞死を誘導し、細胞のがん化を抑制すると考えられ、これはBRCA1の新たながん抑制能と考えられました(Qi et al. Cancer science 2022)。

4. 相同組換え修復能の測定によるHBOCの診断法の開発
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5. BRCA1の転写制御能によるPARP阻害剤の耐性機構の解明
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