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​東北大学加齢医学研究所 腫瘍生物学分野

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​千葉研

新着情報

研究内容の概要

遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の原因遺伝子産物BRCA1の
機能解析を中心に研究を行っています。

 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC) は、BRCA1やBRCA2の生殖細胞系列変異により乳がん、卵巣がん、膵がん、前立腺がんの発症リスクが上昇する遺伝性腫瘍です。

 BRCA1は、細胞内の多様な機構に関与しますが、私達は、特に中心体制御や相同組換え修復における機能について研究を行っています。これまでBRCA1結合分子としてObg-like ATPase 1 (OLA1) と Receptor for activated C kinase 1 (RACK1)を同定し(Mol Cell 2014, Oncogene 2019)、これらのがん由来の変異が中心体制御能に異常をもたらすことを明らかにしてきました。また、DNA損傷後、BRCA1が核内でのDNA損傷シグナルを中心体に運んで、中心体数を増加させる新たながん抑制能を明らかにし(Cancer Sci 2022)、分裂期キナーゼとして知られるAurora AがOLA1をユビキチン化して中心体成熟を促進することも明らかにしました (Cell Rep 2023) 。さらにOla1ノックアウトマウスでOla1欠損による中心体異常の発がんにおける重要性を明らかにし (BBA Mol Basis Dis 2024)、現在は中心体を標的としたがん治療法の開発を目指しています。また、私達は相同組換え活性の新たな測定法としてAssay for Site-specific HR Activity (ASHRA)を開発し (Sci Rep 2019, Sci Rep 2024)、BRCA1の転写制御能によるPARP阻害剤の耐性機構を明らかにし(Cancer Res Commun 2021)、さらに今後はHBOCの診断に応用することをめざしています。

​大学院生募集

当分野では大学院生を募集しております。
がんの生物学に興味のある方、新しいがんの診断、治療の開発を目指す方、
研究に対する大きな熱意と意欲がある方は、ご遠慮なくメールにて連絡ください。

​東北大学大学院医学系研究科 東北大学大学院生命科学研究科

​連絡先:natsuko.chiba.c7[アット]tohoku.ac.jp

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